興信所の調査はどこまで調べることが可能なのか?

興信所に調査を依頼した場合、一体どこまで調査してくれるのか。
それは依頼者が、どこまでの情報を求めるのかによって変わってきます。

例えば、浮気の有無だけ知りたい場合と、離婚裁判になっても通用する浮気の証拠が欲しい、といった状況に合わせて必要となる調査の内容は異なってきます。

浮気の有無だけを知りたいのであれば、数日〜数週間任意の日数内で対象者の行動を調査し、浮気の有無を確認すれば終わります。
浮気をしていれば、その現場の写真や画像を添付した報告書を作成し、依頼者に渡されることになります。しかし、1回だけの浮気ではなく、継続性のある浮気であると証明するために2〜3回以上の証拠取得を行い、報告書を作成します。 さらに相手への慰謝料請求を考えている場合は、相手の所在地や勤務先なども調査する必要があります。
このように、興信所は浮気の有無を調べたり、浮気の証拠を収集したりすることができますが、結婚後に浮気調査をする必要がないよう、できるだけ円満な関係を築いていきたいものです。

興信所は、結婚後の浮気調査だけでなく、結婚前の身辺調査も行うことができます。
どのような友人と付き合いがあるのか、家族関係は良好か、現在他に異性関係はないかなど、婚約者の素性を調べることができます。
他にも、職歴や学歴に偽りがないか、借金がないかどうかなども興信所は調査することができます。 但し、具体的な借金の金額や、預金額、婚約者の戸籍謄本を入手するなどといったことまでは調査できません。

結婚前に身辺調査を行い相手の素性を知ることで、結婚前と結婚後のギャップを埋めることができるため、結婚後のトラブルを防ぐことができるでしょう。

当然のことですが、必要な調査が多ければそれだけ、調査費用もそれだけ多くかかります。
調査費用をあまりかけたくない。と考えるのなら、依頼者自身が事前にある程度情報を集めておくことが必要です。

興信所にどこまで調査してもらうのか。それは、依頼者自身が決めることです。
婚約者についてどのような情報を得たいのか、浮気の証拠をつかんだその後、夫婦関係の修復を望むのか、それとも離婚に向けて話し合いを進めるのか、など興信所へ調査を依頼する前に考えておくことで、興信所の調査にどこまで求めるのかが決まります。